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大阪で働く法務パーソンのはなし

法務×MBO

私の勤務先は、新年度が1月から始まります。

というわけで、最も苦手な仕事のひとつ、「部門目標の策定」を終えました。

私の悩みと苦肉の策.2019verを披露してみます。

みなさん、どうしてらっしゃるんでしょうか・・・

MBO(目標管理制度)

 「MBO」と呼ぶかは別にして(私のところは呼びません)、

期初に目標を立てて、その達成具合を期末に評価する、ということは、

多くの会社さんがされていることと思います。

よって、目標は基本的に定量で測れるものであることが求められます。

 

私がこの制度に出会ったのは、事業会社に転職してからなのですが、

当初、それはそれは受け入れがたいものでした。以下は、当時の心の声。笑

依頼があって成り立つ仕事なのに、期初に目標を立てるだなんて!

 「ひとつひとつの案件を誠実にこなすこと」をどう定量で測るのだ!

 

今となっては、MBO自体が受け入れられないとは思わないものの、

管理部門、特に総務や法務は、どんな目標ならメンバーが腹落ちし、

自分の目標に落とし込めるか、答えを見つけられない日々です。

 

たとえば、人事部門なら人件費コントロールができたとか、

新卒採用●名獲得とか、入社(内定承諾)率●%とか、

経理財務部門なら、決算がスケジュール通りできたとか、

目標の立てようがありそうです。

 

もちろん、総務や法務も、「何か新しいことをする」系の目標を立てることは可能ですが、

受付や電話の対応などの庶務、文書管理、契約書チェックや相談対応などという、

日常の大部分を占める業務が評価対象でないと報われません。

 

他社はどうされているのか

以前、経営法友会で知り合った超有名企業の法務エグゼグティブの方に、

この悩みを打ち明けたことがあります。

回答は、「難しいですよねー」で終わりでした。涙

 

他にも、他社の法務の方に相談したことがあるのですが、

皆さんなんともお茶をにごしたご回答で、苦労を垣間見た次第。

 

もっとも、コンプライアンス系の業務については、

「計画通りにする」というわかりやすい目標があるそうです。

私の勤務先の場合、コンプライアンスプログラムを作れてないので、

これまた難しいけれど・・・

 

慣れない書き物で疲れたので、続きは明日に。