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大阪で働く法務パーソンのはなし

企業法務に関するアンケート結果で紹介された書籍

少し前にBUSINESS LAWYERSで

2018年企業法務に関するアンケート結果 - BUSINESS LAWYERSの紹介がありました。

2018年の注目トピックスNO.1は、GDPRだったそうです。

私の勤務先は、欧米でビジネスをしていないので、正直全然関係がなく、

助かったーと思っています。

 

次点は、日本版司法取引。

会社と従業員との間で信頼関係が構築されていなければ、

従業員は司法取引を選択して会社を売りますよ、と私も経営陣に忠告はしたものの、

初めての司法取引が傍目には「会社が従業員を売った」ように映り、

なかなかピンとこないのではないかと憂いています。

 

楽しみなのは「読んでよかった書籍」

記事を楽しみにするなら、アンケートにだって協力せねば、

と私もアンケートに回答したのですが、この質問の回答には困り、ゼロ回答。

(ごめんなさい。)

「自分が読んでよかった」と本を推薦することは、とても勇気のいることです。

それができる人には敬服いたします。

ザ・法務な本も興味をそそられますが、私がこの記事を拝読して早速購入したのは、

マネジメント系の書籍2冊。

どちらも、法務の本に比べればサクッと読めますので、週末の間に読了。

 

1on1は制度にしてほしい

1on1は、評価面談とは別物という整理で、

部下が自分の才能や情熱を解き放つためにやるもの、と著者はおっしゃっています。

1on1を実践していない私の言い訳は、

「だって、まだメンバーの進捗度を全部把握できるもん」なのですが、

部下の考える力をしっかり育てているかと問われると・・・

しかし、私だけが、あるいはうちの部署だけが、「1on1やる!」というと、

周りの目はもちろん、部下までもが「なんでウチだけ?」となるので、

こういうちょっとネガティブ反応が出そうなものは、ぜひ制度化してほしいです。

(著者も、制度にすべきとおっしゃっていました。)

 

「働きやすさ」でなく「働きがい」を

私は「誇りと快適さのある職場」で働きたいと願っています。

自分がそう思える職場とは、「全社員が誇りと快適さを感じて働いている職場」だと思っています。

言葉は違いますが「『働きがいあふれる』チームのつくり方」では、

同じものが「目指すべき姿」として紹介されています。

④働きがいために働きやすさのある「ワークハッピー企業」

「働きがい」のために「働きやすさ」が配慮されているのが、「ワークハッピー企業」。ここでは、多様な価値観や事情を抱える個人が、それぞれに目的意識を持って自分なりの役割を果たし、努力や成果を周りから認められながら充実感を持って働いています。

(P.148) 

コッターのリーダーシップ発揮の8段階を踏まえた

上司目線でのチームをつくる5ステップや

メンバー目線でのあるべきチームへの参加姿勢なども述べらています。

志のある人が読んで、腹落ちさせて、

固定観念に囚われている目の上のたんこぶを動かしましょう。笑