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大阪で働く法務パーソンのはなし

アントレプレナーと対面

先日、リーガルテックのスタートアップの起業家にお会いすることができました。

大阪にいてはなかなかできない経験です。

スタートアップについてのお話を聞くことはあまりできなかったですが、それでも、実際に起業され、資金調達にも成功された方のお話を伺えて、大変刺激を受けました。

起業家は気合いと根性だけで戦わない

お会いする前にも、WEB会議でお目にかかったり、電話でお話したりしていたのですが、実際お会いしてみて感じたのは、前に前に出るようなタイプではないということです。

弁護士としてもご活躍なさっている方ですから、エンターテイナーかのように弁舌をふるうのかと覚悟していたのですが、そんなことはありませんでした。

私が知るもう一人の「成功しそうな」スタートアップ(=製品が評価され、資金調達に成功した)の方も、「え?社長さんですか?」と思うほど、誤解をおそれずにいえば、声の張らない方でした。

起業とは、気合いと根性でするものだと妄信しているところがあったので、改めて反省しました。

スタートアップを羨ましく思ってしまう

製品やサービスとは、世の中にない新たな価値を提供してこそ意味があるとはいいつつ、図体が大きくなると、なんやかやと制約が多く、本当にこれは価値があるのか?と自問自答したくなることがあります。食品なら、たとえば添加物とか、また、必要性の低いリニューアルとか。

その点、スタートアップは、ゼロから作り上げるご苦労があるものの、自分が納得する製品・サービスの開発にこだわっていて、ご紹介を受けても、その自信がひしひしと伝わってきます。そして、β版の段階で広くご提供され、色々なフィードバックを受けて開発に生かしていらっしゃって、私たちにはできないことだなぁと、羨ましいというか、まぶしく思えてしまいました。

 

実際、私たちもトライアルで使わせてもらい、サービスの可能性は強く感じたものの、リリース版を利用するのは、金額的に難しいと率直にお伝えしました。同じフィードバックは他社からも受けたそうですが、だからといって、金額がサービスに見合っていないから見直そう、というお考えはなさそうでしたね。笑

 

ただ、トライアル利用で新しい体験をさせていただいたし、実務を変える可能性も感じることができて、とても良い経験でした。

会社が許してくれるなら、こういう素晴らしいサービスのカスタマーサクセスの仕事を副業でやってみたいです。