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大阪で働く法務パーソンのはなし

ついに(ようやく?)在宅勤務

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今?という話ですが、ついに我が社も先週から在宅勤務がスタートしました。

想像どおりいくつか問題はあるものの、原則としては大変はかどり、この状況が収束した後もぜひ継続したいです。

在宅勤務の目的は、オフィスの人口密度を下げる?

我が社の在宅勤務の目的は、オフィスの人口密度を下げることだそうです。
その心は、万一感染者が発生したとしても、濃厚接触者の数を減らすため。会議室のような密室空間での多人数・長時間の会議も禁止となっています。

目的がこれですから、人口密度が高くないと判断される拠点は、在宅勤務を認めていませんし、在宅勤務を命じられた拠点も、週の半分は出勤しなければなりません。
よって、一部従業員から不満が噴出しており、私もかなり違和感を覚えています。通勤を始めとする移動のリスクは無視か!?と。また、我が社には、ルート営業だけでなく、飛び込みに近い営業も結構あるのですが、お相手からすると(平時ですら)「不要不急」なので、「それ、今すること?」と大変気分を害されることもあるそうです。そりゃそうだ。

あ、会社の悪口書いちゃった。。

在宅勤務の一日

先週、初めて(公式な)在宅勤務をしたので、その1日を記録しておこうと思います。

朝、PCを立ち上げてweb上で打刻し、勤務開始の連絡をチームメンバーにする。
(打刻時間はメンバーが全員見れるから、勤務開始の連絡はいらないのでは…?)
午前中は、1週間前からためていた、メンバーが作ってくれた研修資料のレビューをする。家にも多少の書籍があるので、調べ物もそれなりに可能。外の生活音は聞こえるものの、誰にも邪魔されず、静かな環境のため集中が切れない。最高。予定どおり終了。

お昼は、出勤時と同じ時間に休憩する。みっちり1時間休めるので、取りに行けていなかったクリーニングの受け取りも余裕◎ ただ、温かいご飯が食べられるのをいいことに、いつもより食べる量多かったかも。いつもより動かないのに。。汗

午後最初の仕事は、社内の打ち合わせにTeamsで参加。最初、出社して参加しているメンバーの一人のPCマイクで会議室の音を拾うと、音割れしたり、拾えていなかったり。多分話の20〜30%は聞こえてなかったと思う。そこで、会議用マイクを使ってもらうと、格段に音質がアップし、ノーストレスに!
そのあとは、自分の上司に打ち合わせの結果を報告したり、メンバーの作ってくれた契約書案を(ペーパーレスで)レビューしたりしていると、あっという間に終業の時間。

在宅勤務時は時間外勤務を禁止されているので(ダラダラしてしまうかららしい)、所定労働時間働いたら、メンバーに終業の報告をした後打刻して終わり。

結果、基本的に問題ない が…

この日は予定が結構詰まっていたということもあって、すごくノッて仕事ができ、あっという間に一日が過ぎていきました。でも、やりたいことはできたし、すこぶる快調。大きな問題は感じませんでした。
メンバーにも聞いてみましたが、やはり静かな環境で集中して仕事ができることに快感を覚える人が多かったです。法務は、普段雑音だらけの中で契約書を読んだりして、かなり高い集中力を備えているから、静かなところでできるなんて最高かも。

在宅勤務の課題をあえてあげると、

  • 完全ペーパーレスはしんどい(ので、ある程度の持ち出しは認める必要がある)
  • 書籍の奪い合いになる(から、契約書の本とかは一人1冊にした方がいいかも)
  • (容量の関係でカメラ利用が制限されているので)表情が見えないのが少し不安
  • 話しかけるタイミングがわからない(チャットで「今から電話していい?」と聞いてる)
  • 直接会えないのはやはりちょっと寂しい

欲しいグッズ

在宅勤務にあたり、私たちに与えられた装備は以下2点。

そのほか前回用いたのは、筆記具、紙資料、書籍など当たり前のツール。あるといいなと思ったのは、

  • 会議用マイク(複数の人が参加するときに会社側で使って欲しい)
  • イヤホンマイクかヘッドセット

会議用マイクは先ほど書いた通りで、イヤホンマイク/ヘッドセットについては、PCに備え付けのマイクだと、幅広に音を拾ってしまって雑音が入りやすいのが気になりました。Bluetooth対応とかを使えば、うろちょろしながら(するなよ!?)参加できるし、出社時に在宅勤務者とコミュニケーションを取るときも、イヤホンマイクがあれば自席で会話できるので、これは買おうと思いました。

ずっと継続したい

繰り返しですが、在宅勤務は快適でした。特にアウトプット業務は、いつも周囲の(どうでもいい)雑談や電話の音などで集中が切れて憂鬱になるときがあるので、かなりいい。
もっと余計なことがしたくなるかと思いましたが、幸いにも?やることがすし詰めで結構一心不乱にできました。これからも週に1回か2回は在宅勤務できるといいなぁ。

みんながそういう働き方をすると、チームの全員でリアルに会える日は限られるので、その日はとてもスペシャルな一日に感じられ、その日にしかできないことをやるメリハリもつきそうです。

もはや大阪は緊急事態宣言をすればいい

昨日の報道によれば、東京では、病床数と入院が必要な方の数がかなり心配な状況になっているようです。大阪も、専門家も危惧されるほど予断を許さない状況の模様。
大阪人はかなり独立心が高い人種だと思うので、北海道のように法的根拠を待たずに緊急事態宣言を出してしまえばいいと思っています。どのみち、正式な宣言が出たところで個人の行動は要請止まりなわけですし。
行政が二の足を踏んでいるのをみて、判断を躊躇する会社もあると思うので(我が社!)、「法的根拠ないけど、ヤバイよ!」と(好感度の高い吉村知事が)おっしゃっていただければ、我が社の社員たちの命や健康はかなり守れるはず。
可能な限り在宅勤務にして、どうしても出社しなければならない人は、極力短時間にした上で、さらに危険手当もらってもいい状況ではないかと思っています。