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大阪で働く法務パーソンのはなし

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

契約書の弁護士レビューの適正対価は?

ある法律事務所が、契約書チェック・レビューのアウトソーシングとして、定額サービスを提供されているということを聞き、そのサービス内容を調べてみました。 割高感を覚えたのは、私が大阪で働いているからでしょうか…

3年後の法務の仕事は?

少し前になりますが、BUSINESS LAWYERSが会員向けに実施したアンケートの結果が公表されています。私、BUSINESS LAYWERSの愛読者です。 N=169のアンケートなので、日本企業の法務の姿を映していると評価するのは難しいかもしれませんが、大変興味深い内容で…

準拠法と紛争解決

クロスボーダー案件において、準拠法と紛争解決条項は、最後まで合意できないもののひとつです。一般条項だからスタンダードがあってもよさそうなものですし、多くの国がニューヨーク条約に加盟しているので、第三国仲裁がその最有力候補と思いますが、ビジ…

屋外でも建物?

先日、現場から「建物賃貸借契約書には、印紙はいらないと理解しているのだけど、それを取引相手にどう説明すればよいか?」という質問を受けました。 「印紙税法上の課税文書じゃないから」というのが正しく簡潔な回答ですが、そんなことはわかっているわけ…

ファンドへ出資するかどうかの判断方法

今の投資事業有限責任組合契約に関する法律(LPS法)が施行されて15年ほど経ちました(それ以前は中小企業等投資事業有限責任組合契約に関する法律)。 このLPSは、勤務先がLPとなるほど広く浸透しています。 ※今日の記事は、いつにも増して、私の少ない経験…

危機発生時の安否確認

先週、危機レベルの判断が難しいということを書きましたが、そんなのんきなことを言っている端から、台風が大きな被害を残していきました。大阪は、昨年台風で大きな被害を受けており、私も不安な一夜を過ごした記憶が甦りました。 こういった「危機管理」は…

危機ーどこから報告するか?

先日、グループ会社と「危機管理」に関する打ち合わせを行いました。 まずは体制固めからですが、すでに見えている課題として「何を危機とするか」という評価の問題が浮かんでいます。

ブレイクしたM&Aの秘密情報の始末

大量の内部情報をやりとりするM&A案件。ブレイクになったときの情報の後始末について考えます。

取締役会事務局を担当する方への裏技?

先日、取締役会事務局担当者向けのセミナーに参加してきました。 基礎編ということだったのですが、とても実務的なお話を伺えたので、実体験も踏まえながらご紹介します。