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大阪で働く法務パーソンのはなし

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

知的財産権の価値

韓国で三菱重工さんの資産が差し押さえになったというニュースが今週ありました。 差押えになったのは、商標権と特許権とのことで、約8,000万円相当だそうです。 太平洋戦争中の「徴用」をめぐり、韓国では去年11月、三菱重工業に賠償を命じる判決が確定し、…

法務人材の育成

昨日、グループ・ガバナンス・システムに関する実務指針(案)について書きましたが、ここでは、法務人材の育成についても触れられていたので、今日はこのことを掘り下げてみたいと思います。

グループ・ガバナンス・システムに関する実務指針(案)

経済産業省の第15回CGS研究会(第2期)の資料が公開され、グループ・ガバナンス・システムに関する実務指針の案が公表されました。 www.meti.go.jp

法務担当者のための契約実務ハンドブック

民法改正まで、約1年となりました。 1年ほど前、ある改正民法のセミナーで、「改正対応は2019年3月までに終わらせておくべき」という話があったと部員が言っていたのですが、そこまで対応できている会社さんはかなり稀と信じます。なぜならば、我が社はこれ…

表記に関する本3冊

以前に「表記のゆれが気になる」と書きましたが、改めて表記のルールに関する以下の書籍を読み返しました。 分かりやすい公用文の書き方改訂版(増補) [ 磯崎陽輔 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 政治ショップ: 楽天ブックス価…

グループ子会社のハウスキーピング

私の勤め先は、現在、株主総会の準備でややてんやわんやしているのですが、法務では、本体だけでなく、グループ会社のケアも行わねばならず、毎年抜け漏れがないかヒヤヒヤする季節です。 20代の部員が、「なんで、非公開会社の議事録とか書式のサンプルって…

法務のキャリアパス

BUSINESS LAW JOURNAL 4月号のもうひとつの特集は、「法務部門の管理職に聞く人材採用・キャリアパスの課題」 コンパクトM&Aに続いて大変興味深い記事でした。 BUSINESS LAW JOURNALは、いつも興味をそそる特集を組まれますね。どういうご経験を積まれた方が…

コンパクトM&Aの対応実務

BUSINESS LAW JOURNAL4月号の特集は、非常に興味をそそられるものです。 そのひとつが、「コンパクトM&Aの実務」。 「コンパクトM&A」とは、買収金額数億円未満のものがイメージされています。

アントレプレナーと対面

先日、リーガルテックのスタートアップの起業家にお会いすることができました。 大阪にいてはなかなかできない経験です。 スタートアップについてのお話を聞くことはあまりできなかったですが、それでも、実際に起業され、資金調達にも成功された方のお話を…

軽減税率がわからない(涙)

今年の10月から消費税率が引き上げられることはずいぶん前から決まっているし、「予定通りやりますよ」と政府も言っているのに、どこかで再び延期されるのではないかという希望?予感?を拭いきれず、今ひとつ対応に本腰が入らないのは、私だけでしょうか。 …

kintoneをお試し

先日、サイボウズ社とベンダーさんにkintoneのプレゼンをしていただきました。 無料でトライアル利用できるということで、早速試してみることに。ハンズオンでご説明いただく前の、「超ど素人がkintoneに飛び込んだ」お話を書きます。 (後日、ちゃんとご指…

地方の法務と東京との距離感

今週は、東京出張がありました。 地方だと、いくら本社がそこにあっても、東京に行かねばならないことがどうしてもあります。営業部・営業所が東京にはない、という会社さんはほとんどないでしょうしね。 でも、大阪ー東京だと少なくとも往復6時間移動が必要…

立体商標

私は、知的財産法を専攻して大学院に通っていました。 現職では主要な割合を占める業務ではないので、学問としても実務としても「かじって」いる程度ではありますが、興味を持って注目しています。

社外役員の報酬相場

役員報酬というのは、総会で枠取りし、取締役については取締役会に一任して、さらに取締役会が社長に一任、監査役については監査役の協議に一任、というプラクティスが一般的(普通)と習ってきました。 最近は、CGコードやモノ言う株主様の要請により、少し…

事業部門への法務ファーストステップ研修

春がすぐそこまで近づいてきて、新入社員研修のスケジュールが決まってきました。 コンプライアンスをテーマとした新入社員研修の内容や工夫について、以前に経営法友会でシェアする機会があります。そのときに感じたのは、社会人になりたてで、これから会社…

ひな形を見直す頻度

法務部門は、大抵の場合、会社に最初からあるわけではなくて、総務部門から分離独立することが多いと思います。 文書や規程類の管理、押印が総務の仕事だから、社内でもっとも文書を見る力が備わっているはず、ということで契約書を見る仕事まで任されるよう…