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大阪で働く法務パーソンのはなし

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私が悩んだ契約書業務と解決プロセス(ビジネス法務2022年8月号)

ビジネス法務2022年8月号では、「25社の経験に学ぶ 私が悩んだ契約書業務と解決プロセス」という特集が組まれています。外資系を含む超大手企業からベンチャー企業まで、とにかく数で圧倒されました。 ビジネス法務 2022年8月号[雑誌] 中央経済社 Amazon

「秘密保持契約の見方」ワーク

久しぶりにじんましんが出るほど多忙なのですが、忙しいのは重なるもので、ただいま新規の研修を立て続けに実施しています。 そのひとつが、企画部門向けの「秘密保持契約の見方」ワークです。数か月前にオーダーいただいていたものがやっと納品できました。…

電子契約はどこに保存する?

先日、電子帳簿保存法の準備は大丈夫かしら…と呑気なことを言っていました。 legalxdesign.hatenablog.com しかし、ファイナンスチームの話を聞いていると冷や汗が出そうです。電子契約の利用を簡単に認めるべきではなかったか。。

締結者本人に電子契約をクリックしてもらえないときの対処法

電子契約を利用し始めて戸惑う「あるある」に、「電子契約って、誰が承認のクリックをしたらいいの?」というものがあります。 「そりゃ、契約締結者本人でしょう」といいたいのですが、そう簡単な話ではありません。

EDIや請求書発行システムは契約の代わりになる?

BtoBでは、日常の受発注や請求書のやりとりをシステム上で行うことがあります。ある部署の人から、「このシステムを契約書代わりに使ってもよいか」と質問を受けました。

電子契約を利用するために電子契約

電子契約未導入の当社でも、相手方の意向により利用が着々と増えています。大企業だと、「電子契約での締結に協力してほしい。具体的にはこういう手順でお願いします。」という丁寧な案内文をつけてくださるところも多くあり、勉強させていただいています。 …

電子契約利用時の注意点まとめ

我が社はカオスの真っ只中ですが、電子契約がかなり浸透してきています。 「相手方が●●サインで締結したいと言っているがよいか?」と聞かれることが増えてきたので、そろそろまとめたほうがよいのでは?と考えてみました。

決裁者と契約締結者はイコールであるべきか

「決裁者と契約締結者はイコールであるべきか?」と聞かれたら、「そりゃ、それが理想では?」と反射的に思ってしまいます。 しかし、実際には一致しないことも多いですし、よく考えると「決裁者=契約締結者であるべき」とは言い切れないような気もします。…

100%電子契約企業、ついに現る

今年も6月総会のシーズンがほぼ終わりました。今年も驚くような出来事が起きる企業がいくつもあって、中の方はさぞかし大変だろうと勝手に労をねぎらっています。おつかれさまでした。私は「来年は我が身」といつも肝に銘じています(毎年確率は上がっている…

電子契約理解度チェック

先週、圓道先生が以下のようなツイートをされていました。 体感として、そろそろ「電子契約」は、実務家として、仕組みや問題の所在を知っていないとまずいレベルにまで普及してきたように思われる。各社のウェブサイトに参考となる資料やQ&Aが掲載されてい…

電子契約の利用状況がカオスでびっくりした話

電子契約の導入が思うように進んでいませんが、一足先に導入している部門にアカウントを発行してもらい、自社の実態把握をしました。 結果、カオスすぎました…全社導入が遠すぎて涙が出る。

重要契約を締結したスタートアップが破たんしたらどうする?

子会社が、事業運営上重要な契約をスタートアップと締結すると言い出しました。技術はあるのかもしれないけれど、率直に言って、経営状態はかなり不安定です。 「もし、会社がダメになって、サービスを受けられなくなるのは困る!なんとか利用継続を契約で縛…

「第三者の知的財産権を侵害していない」保証条項の修正案

週末、こんなツイートが。デザイナーさんのお気持ちもわかるのですが、こう言われると発注側は「怖くて頼めません」となりそう… 通常のデザインの仕事でもコンペでも契約書や要項にしれっと「提出するデザインが第三者の権利を侵害していないことを保証する…

クラウドサーバの利用は「再委託」か

勤務先は、まだまだオンプレミスサーバが主流です。しかし、徐々にクラウドサーバの利用がはじまってきて、一部でAWSを利用しているらしい。 当社のサービスがある著名なサービスと連携することになり、連携により相手方から個人情報を預かるということで、…

海外子会社からライセンス料を取る

海外子会社の事業が軌道に乗り、黒字化するのはとてもうれしいです。しかし、日本の税務当局からは虎視眈々と狙われています。移転価格税制って、厳しいですよね…(当局の目が)

電子契約が●●Pay状態

久しぶりに、電子契約のお話。いよいよ、電子契約導入に向けて重い腰が上がりそうな我が社(何回か同じことを言っている気がしますが…)。現在、法務ではなく、営業部門やシェアード部門の人たちが情報収集をしているらしいです。 「使いやすさ」の観点から…

スタートアップと巨額の契約

あるスタートアップに大きな仕事を依頼することになり、その契約書をレビューしました。 長期契約で億円単位の前払い。目玉が飛び出た私は、まだまだ世間知らずでしょうか…

秘密保持契約を見直す

秘密保持契約の自社雛形を見直すことにしました。気持ちとしては、雛形は年に1回くらいの頻度で見直したいのですが、気付けば前回の見直しから5年以上経っていました…

先方の契約書チェックが謎だったとき

契約書チェックをした後しばらくして、「先方からコメントが返ってきたので見てほしい」と再チェックを頼まれることがあります。そして稀にですが、「なんで?」と首をかしげたくなる謎の修正やコメントに遭遇することもありますよね。

賃貸借契約書の読み方を教えてほしい

配属されたての法務パーソンは、まず初めに秘密保持契約書から契約書チェック業務を習っていくと思います。そして、変更覚書のような軽い内容、自社の雛形ベースの取引基本契約や業務委託契約などから、徐々に相手方の作成した契約書、他のジャンルへとレベ…

電子契約サービスが横並ぶ

最近、改めて電子契約サービスの比較をしました。図らずも数ヶ月おきにチェックしているのですが、そのたび事情が変わっているので、過去の記事だけでなく最新の情報の確認が必須です… 直近のリサーチによれば、規制や解釈が緩和され、かつ、各社サービスが…

保証金と質権と根抵当権と黙示の合意

取引先管理をする部門から、担保と支援に関する相談を受けました。

民法改正その後

ビジネスロージャーナルの12月号の特集は、「民法(債権法)改正後の実務フォローアップ」でした。 去年の今頃は、改正対応した契約書雛形の作成を終え、どこまでこの雛形を使おうかと頭を悩ましていたような…改正後しばらく実務を見て、雛形の再修正の要否…

準拠法どうする?@アメリカ

当社は、これまでは、アメリカに直接進出しておらず、私はアメリカの契約実務から逃げおおせてきました。しかし、新規事業関連で海外の契約が増えており、アメリカもこれに漏れず。そして、「準拠法はどこの州にすればよいか?」という質問を受けてしまいま…

機械翻訳と格闘する若手へ

久しぶりに大部な英文契約の和訳依頼があり、若手とともに機械翻訳と格闘しました。

クラウドサインが最強になった?

先週の金曜日、総務省・法務省・経済産業省の連名で「利用者の指示に基づきサービス提供事業者自身の署名鍵により暗号化等を行う電子契約サービスに関するQ&A(電子署名法第3条関係)」が公表され、クラウドサインも電子署名法3条をクリアし得ること、すなわ…

電子契約の受け手になってみて

最近、公私で電子契約を受け手側?で締結したり、それを見たりする機会が続けてありました。直感的に操作できたのは良かったのですが、この道に明るくないままでいると、トラブルが起きるのではと実感です。

【電子契約の勉強④】結局、どうやって選べばいいの?

電子契約に関する一連の備忘メモは、今日で一区切り。最後は、「結局、電子契約を導入すべき?するならどのサービスにすべき?」という核心の話です。

【電子契約の勉強②】No.1はどこ?

電子契約の有力な事業者は、露出の多さから、クラウドサイン 、Agree、DocuSignの3社が有力であることは疑いないと思います。しかし、その3社以外の選択肢は本当にナシか?それを検討するため、3社以外にもNo.1を標榜するCONTRACTHUBについても調べてみまし…

【電子契約の勉強①】DocuSignの逆襲

電子契約の勉強が続いています。他部署に勉強の成果を報告することになったので、これまでの情報収集や思考を備忘録的に何回かに分けて残していきます。 今日は、DocuSignについて。タイトルを「DocuSignの逆襲」としましたが、私の中でDocuSignが頭角を現し…