2021-01-01から1年間の記事一覧
子会社が、事業運営上重要な契約をスタートアップと締結すると言い出しました。技術はあるのかもしれないけれど、率直に言って、経営状態はかなり不安定です。 「もし、会社がダメになって、サービスを受けられなくなるのは困る!なんとか利用継続を契約で縛…
週末、こんなツイートが。デザイナーさんのお気持ちもわかるのですが、こう言われると発注側は「怖くて頼めません」となりそう… 通常のデザインの仕事でもコンペでも契約書や要項にしれっと「提出するデザインが第三者の権利を侵害していないことを保証する…
勤務先は、まだまだオンプレミスサーバが主流です。しかし、徐々にクラウドサーバの利用がはじまってきて、一部でAWSを利用しているらしい。 当社のサービスがある著名なサービスと連携することになり、連携により相手方から個人情報を預かるということで、…
海外子会社の事業が軌道に乗り、黒字化するのはとてもうれしいです。しかし、日本の税務当局からは虎視眈々と狙われています。移転価格税制って、厳しいですよね…(当局の目が)
今日は、「チームに絵が得意な人がいてとても助かっている」というお話です。
久しぶりに、電子契約のお話。いよいよ、電子契約導入に向けて重い腰が上がりそうな我が社(何回か同じことを言っている気がしますが…)。現在、法務ではなく、営業部門やシェアード部門の人たちが情報収集をしているらしいです。 「使いやすさ」の観点から…
緊急事態宣言中の大阪より。当社は出社率を下げるのですが、周りを見ると出社率を変えないというところも。 さて、子会社で社長の交代が発生しました。前社長も引き続き平取締役として残るので、登記の手間(以下記事参照)はかからなかったのですが、別のと…
合弁事業では、マイノリティとなる当事者が株主総会や取締役会で一定の拒否権を求めることが多いです。拒否権のデザイン方法には、大きく分けて、契約、種類株式、定款の3パターンがあると思います。 私の感覚では、クロスボーダーの合弁も含めて、契約で定…
総会対応を専門とする弁護士の話によれば、今年の3月総会は、昨年より出席者が増えた企業が多いそうです。確かに、私が視聴した他社総会もそうでした。 当社も株主総会が終わり、一年で一番時間に終われる日が過ぎてやれやれなのですが、直前は案件が重なっ…
一部の業界には、公正競争規約というものがあります。見た目は、法令のような体裁をしていて、景品表示法をベースにしていることもあり、法解釈と同じように解釈するのが正しいと思っていたのですが、そうでもないみたいです。もはや形骸化しているものも。
先日、あるM&A案件が(失敗に)終わりました。理由は、先方の希望する価格が提示できなかったことです。
登記周りの投稿をするときは、司法書士さんと見解の相違を生じたときであることが多いのですが、今回は違います。 今回問いたいのは、「なぜ取締役会で書面決議したときは、登記申請に現行定款を添付しないといけないのか」 その問いの答えは、「法令で決ま…
春です。異動された方もあるでしょう。昨春、私は、初めて非法学部卒のスタッフを新たなメンバーに迎え入れました。
早いもので、今日からまた新入社員がやってきます。去年は急な環境の変化で、新入社員研修が急遽すべてオンラインになり、慣れないZOOMやTeamsを使ってなんとかこなしましたが、一年の間にZOOMもTeamsも手放せないツールになりました。そして、私たち法務の…
昨日はサイボウズの第24回定時株主総会でした。昨年に引き続き、一部のみですが視聴しました。 本日13:30より株主総会。5点ほどサイボウズらしいチャレンジを。①質疑応答までリアルタイム配信②株主以外も参加可③バーチャル出席システム構築。キントーン!④…
私は、社会人になって以来毎日、どの仕事にどれだけの時間を費やしたかを記録しています。また、1日の始まりや案件に取り掛かるときは、「これはこれくらいの時間でできるはず」と見積もります。
株主総会を控え、想定問答の準備をしました。毎年思うのですが、これって、もっと効率的にできないものでしょうか。。
あるスタートアップに大きな仕事を依頼することになり、その契約書をレビューしました。 長期契約で億円単位の前払い。目玉が飛び出た私は、まだまだ世間知らずでしょうか…
秘密保持契約の自社雛形を見直すことにしました。気持ちとしては、雛形は年に1回くらいの頻度で見直したいのですが、気付けば前回の見直しから5年以上経っていました…
コロナ前は、セミナーといえば2〜3時間が普通で、午後は潰れる(正しくは「直帰できてラッキー」?)という感覚でしたが、現在は1時間程度で設計されるものが多く、しかもオンラインなので気軽に受けることができてありがたいです。講師の方は、ご準備が大変…
今月から改正会社法が施行されています。恥をしのんで申し上げますが、当社はまだ取締役の報酬等決定方針が定められていません。今月の定例取締役会へ向けて鋭意準備中です。
「仕事に好き嫌いの感情を持ち込むべからず」という信条で仕事をしているのですが、どうにも気が進まない仕事があります。それは、「相見積もりをかけた後のお断り連絡」です。本当に気が重く、「そういうことをしなくていいから法務の仕事を選んだのに…」と…
先週の記事は、多くの方に共感いただいたようで大変うれしいのですが、ちょっと複雑な気持ちです。それだけ、そういう法務パーソンもいるということなので。私たちも恥をかかぬよう精進します。いや、恥をかくくらいどうってことありませんが、担当者の築い…
契約書チェックをした後しばらくして、「先方からコメントが返ってきたので見てほしい」と再チェックを頼まれることがあります。そして稀にですが、「なんで?」と首をかしげたくなる謎の修正やコメントに遭遇することもありますよね。
読もう読もうと思っているうちに3訂版まできてしまったこちらの書籍を、ようやく読むことができました。 3訂版 電子契約の教科書 ~基礎から導入事例まで~ 作者:宮内 宏 発売日: 2021/01/16 メディア: 単行本
自社の商品で使用している同種の技術が特許出願されていることに気づいたら、どんなアクションをするべきでしょうか。
配属されたての法務パーソンは、まず初めに秘密保持契約書から契約書チェック業務を習っていくと思います。そして、変更覚書のような軽い内容、自社の雛形ベースの取引基本契約や業務委託契約などから、徐々に相手方の作成した契約書、他のジャンルへとレベ…
最近、改めて電子契約サービスの比較をしました。図らずも数ヶ月おきにチェックしているのですが、そのたび事情が変わっているので、過去の記事だけでなく最新の情報の確認が必須です… 直近のリサーチによれば、規制や解釈が緩和され、かつ、各社サービスが…
緊急事態宣言が延長されています。感染者数や重症者数は減少傾向にあるようですが、事態が劇的に好転する可能性が低いので、今年も当社の株主総会は縮小開催の予定です。
法務の仕事をしていると、「あのとき言ったじゃないか!」となるときに遭遇することがあります。当社は、法務が突破すべき「関門」ではないので、法務の助言を簡単にスルーできてしまい、法務が強い企業よりトラブルが起きやすい。内心、開いた口が塞がらな…